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2007年09月 アーカイブ

2007年09月01日

札幌にある高齢者住宅では

札幌サンプラザで開催された「北海道住宅建設促進会総会および春の研修会」では
講師に明治大学の園田眞理子先生、北海道大学の瀬戸口先生を招き、
「新たな住宅政策」という話題がありました。

明治大学の園田眞理子先生は、
多くの論文を住宅政策と福祉政策という視点から書いています。

少子高齢社会や人口減少社会はもとより、今回新たに制定された改正法など、
住宅の改正として高齢者住宅の形のサービスや設備、施設などを規制するのではなく。

今までの悪い体質のものを退場するよう規制していった方が必要なのではという事、
今後は高齢者に対する福祉政策への展開が必要なのではという内容もありました。

公営住宅では今までの補助金で制定されてきた根強くあるルールがあり、
この先高齢者住宅とも地域による自由な発想で取り組む事を可能とし。

公営住宅での概念を広げていき、これからの高齢者住宅の需要に対して
必要な住宅の供給を公営住宅に関してもできるようにな仕組みを
作る事を課題として取り上げていかなければならないという考えも講演しました。

2007年09月02日

高齢者住宅の種類について

現在、高齢者住宅や高齢者施設には数多くの種類がありますが、
高齢者住宅の種類を知っていますか?

下記に高齢者住宅の種類をご説明します。

□ 有料老人ホーム(住宅型)
高齢者の方が要介護になった場合、
訪問介護のサービスを居室で利用しながら生活を送ることが可能です。

□ 有料老人ホーム(健康型)
高齢者向けの居住施設で食事等のサービスが付いていますが、
要介護になった場合は契約解除をして退去しなくてはなりません。

□ グループホーム
小規模体勢で家庭的な住宅環境の中で生活できます。
ここでは認知症高齢者限定入居で、ケアを受ける事が出来ます。

□ グループリビング
グループホームとは違い、入居者は認知症高齢者に限定していません。
高齢者同士がお互いの生活をサポート、介助しながら生活をしていきます。

□ ケアハウス(軽費老人ホーム)
低料金で入居が出来ます。サービスには食事、入浴、緊急対応等が提供されています。

□ シニア住宅
家賃を支払うタイプの高齢者住宅です。
ある程度、身体が弱化していても住み続けることが出来るように設備を整えていて、
緊急時の対応や安否の確認、生活・健康相談、フロントサービス等のサービスが提供されています。

2007年09月03日

高齢者向け優良賃貸住宅制度について

高齢者向け優良賃貸住宅制度とは、これからの高齢化社会に対応するため、
民間の土地所有者や、賃貸事業者が市町村と連携して、

建設費や家賃の一部を助成しながら、高齢者が安全で快適に、
入居を拒まれないように暮らす事が出来るような優良な賃貸住宅で、
賃貸借契約で入居できる高齢者向けの賃貸住宅の供給を促進している制度です。


【高齢者向け優良賃貸住宅には整備基準】を以下に記します。
1.設計される住宅戸数は5戸以上とする。
2.住宅構造は、耐火または準耐火構造とする。
3.更に構造は長屋建て又は共同建てとする。
4.1戸あたりの床面積を25平方メートル以上であることとする。
5.設備は、高齢者向け設備としてバリアフリー、緊急通報装置等が付いている事とする。
6.医療機関への緊急連絡等のサービス緊急時対応サービスが常備されていること。

2007年09月04日

介護と高齢者住宅について

介護と言う言葉は1970?1980年頃使われるようになってきて、
社会が高齢化となってきた上で志向された介護保険法により、
高齢者に対する在宅サービスや、保険制度が社会的に浸透してきました。

寝たきりの高齢者や、障害者や病人、
日常生活において介助がないと支障が出る方の自立をサポートするために、
食事や排泄、入浴など身の回りの世話や介抱などをすることを「介護」と言います。

最近では介護福祉士、ホームヘルパー、ケアマネージャー等の専門職の
資格を取る方が増えてきていて、注目度が高いことが伺えます。

試行された介護保険法が与えるサービスには、
訪問介護やデイサービスなどの在宅サービス、
特別養護老人ホームやデイケアセンターなどの福祉施設でのサービスがあり、

利用するには要介護認定を受ける必要があります。
この要介護度も段階により区分けされているので一度調べてみてください。

2007年09月05日

高齢者用集合住宅について

岡山市が昨年、現在行っている行政サービス2100事業全ての見直しを
することに取り掛かったと報じられました。
岡山市は現在7千億円の借金を抱えています。

見直しの内容としては、初年度3割の事業に対して廃止や民営化に移行するように
見直して実行するという案が出ていますが、
行政改革推進課と各担当課が互いの主張を譲らずに攻防していると報じられています。

3割の事業というのが、具体的に挙げると高額な土地区画整理事業、
利用者が少ない公共施設、農業集落排水事業、
高齢者用集合住宅の建設などについて将来が懸念される事業について
ブレーキをかけられているという現状のようです。

攻防の結果は2100事業中89事業の廃止、
2事業の民営化を実行し、5億9,000万円の削減にしかならなかったようです。

2007年09月06日

高齢者福祉住宅について

ある高齢者福祉住宅へ入居した91歳の男性のお話をしたいと思います。

新座市にある高齢者福祉住宅へ入居したそうです。
そこの施設は、ヘルパーさんや医療スタッフが24時間体制で待機をしていて、
必要なときにケアや手助けをしてくれ、ケアを必要としない入居者に対しては、
最小限の手助けのみを行い、入居者の意思や自由を尊重している施設だそうです。

まぁ簡単に言って、食事付き高齢者専用マンションといった感じです。

その91歳の男性は高齢とは思えないほど自立した方みたいで、
料理教室に一人で通ったり、病院に行くのにも自分で調べて、
自分で電車に乗って通院してしまうようなそんな方みたいです。

手助けが本当に必要なときは、
近くに住んでいる家族の助けを借りていたみたいですが、
それにしても一人で立派にいろんなことが出来るおじいちゃんはすごいです。

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